木曽路

理念

脈々と。「造り手の誇り」を持ち、
木曽路からつながる未来を醸し続ける。

 株式会社湯川酒造店は、

  • 歴史・気候風土に感謝し、活力をつなぎます。
  • 時流をよみ、妥協しない酒を醸し続けます。
  • 人・社会・地域がつながる時間を演出します。

現当主は16代目湯川尚子。「伝統とは時代と変化をともにし、つながるものである。」と捉えています。木祖村の立地を最大限に活かし、米の旨味たっぷりのふくよかな味わいと、ピュアで軽快な余韻を感じられる日本酒「木曽路」「十六代九郎右衛門」ふたつの銘柄を醸しています。

理念1
理念2

歴史

かつて芭蕉が詠み、広重が描いた信州木曽街道(木曽路)。その木曽谷の奥深く、薮原宿の片隅に株式会社湯川酒造店の酒蔵はひっそり佇んでいます。創業は慶安3(1650)年、2代目湯川九郎右衛門により酒造業が始められました(長野県では2番目の老舗酒蔵)。
江戸初期より、その時代ごとに地域の住人や木曽路を往来する旅人に親しまれ、多くの人々に支えられてきました。13代目湯川寛雄は歌人でもあり、敷地内にあった枕流館ちんりゅうかんにはアララギ派の歌人たちが集い、酒を呑み交しながら歌を詠んだといいます。
木曽路を包む木曽谷の約9割は森林地帯です。その昔、耕作地の狭い木曽地域では米を作る事ができず、米年貢(米の年貢)の代わりに木年貢(木の年貢)が課されていました。そして領民には木年貢を納めることで米が支給されていたそうです。木年貢は、米が経済の基礎であった江戸時代になっても踏襲され、森林資源が木曽地域の人々のくらしを支えてきました。また、価値の高い森林資源を流通させることで、多くの米が木曽谷に入ってきたそうです。その米を利用する産業のひとつとして酒蔵が存在し、木曽地域の経済循環のひとつとして発展してきたのです。

歴史1
歴史2

気候風土

「日本で最も星に近い酒蔵」

酒蔵の立地、標高936㍍は日本で二番目の高さです。酒造期の中でも極寒の12月~2月頃にはマイナス18℃まで気温が下がり、決して酒造りに最適とは言い切れない凍てつく環境ではありますが、ここ木祖村でこそ培われてきた寒さに強い酒造技術により、たくましくも優しさあふれる酒が醸し出されています。
木祖村は太平洋に流れ込む木曽川源流の里でもあり、仕込水にも使用している豊富な井水は木曽の自然に育まれた貴重な財産であり、大切に使い続けています。

気候風土1
気候風土2

 

会社概要・アクセス

長野県木曽郡木祖村薮原1003-1
Tel. 0264-36-2030
Fax. 0264-36-2711

◎代表取締役:湯川尚子
◎杜氏取締役:湯川慎一
◎資本金:1,000万円
◎創業:1650年
◎会社設立:1990年10月
◎社員数:10人

URL://yukawabrewery.com
ONLINE SHOP://www.sake-kisoji.com
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営業時間:8:30~17:00
定休日:土・日曜日、祝祭日

酒蔵見学について
当社では食品衛生の観点から酒蔵見学を行っておりません。
当社に関する情報は当HPをご覧ください。何卒ご理解賜ります様お願い申し上げます。

小売販売について
当社小売部での販売商品は「木曽路」です。「十六代九郎右衛門」の小売販売は行っておりません。
ご購入の際はお手数ですがDEALERをご覧頂き、各酒販店へ直接お問合せください。
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