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社長の背丈を超える会社へと。

いい仕事をしたかったら、
とにかく道具を大切にしなさい。
と若いころ教わりました。

私が現場で学んだことを社員たちにどう伝えていくか、
最近では考えることも少なくなったな~と、
SNSの投稿を書こうと思い巡らせていたんだけれど、
結局書きたいことが飛躍してきてblogに書くことに。

今は現場仕事を全くしないので、
私から仕事への向き合い方とか、
技術論以前に大切にして欲しいこととか、
それを現場にいない私から社員に伝えても、
なかなかピンと来ないのではないかと思うし、
私自身の感覚もずれてきている可能性もあるから、
各論的なことを直接伝えることはなくなっています。

ただ、社員みながどんな姿勢で仕事に向き合っているのか、
直接見て知る機会は減ってしまったものの、
日常的な社内の様子や、通りざまにみる仕事ぶりなどから、
社員みながとても丁寧な仕事をしていることがよくわかるります。

私が学んだことは、私が直接伝えた社員が、自分の中で昇華させ、
次の世代に伝えてくれているのだと感じています。

私から直接伝えることは、
総論的なこと、
すなわち社長の考えだったり会社のスタンスや、
方向性や、現状についてなど。

そして一番強く伝えているのは、
社員全員が造り手であるということです。

社員たちに何をどう伝えようかって
事細かに悩むことが減ってきたのは、
信頼できる社員たちが育ってきている証拠だし、
その社員たちから、次の社員たちへと
キチンと伝わっているのを実感できるからなんですね。

最近、自分自身のステージが
一歩進んできたのも実感しています。
私が40-50代で何をしたいか、30代のころ描いていたことに
自分のリソースを割けるようになってきています。

会社の全てを把握していないと気が済まない、
そんな時代が懐かしく、ちっぽけに感じてすらいることに、
自ら驚いているところではあるけれど、
そうはいってもほとんどのことは把握できてているし、
それは社員とのコミュニケーションのお陰だし、
そして、社内の空気を感じとれる感覚を常に持っていれば、
社長の背丈以上の会社へと
成長させていくことができるのかもしれない、
そう思えるようになってきています。